VOICE OF THE
COMPANY2
学生の関心度が高い、
リクルートでは大きな意味があると思います。
リボン食品株式会社(食品製造/販売・大阪府大阪市)
経営企画室 大西裕希 様
御社においてのSDGsの位置付けや、
企業として取り組んだ理由・経緯をおしえてください。
3年前に現社長が就任したときの1つのテーマに「目立つ黒子になろう」というものがありまして、社会的に価値あることに取り組むのがこのテーマとも繋がりました。
またSDGsの趣旨や内容を見たときに、今まで取り組んでいるものも結構あり、そういったことにSDGsで意味づけをすることで従業員がより仕事に意義を感じれたらと考えました。例えば20年来オーガニック製品を作っていますが、これもSDGsに大きな貢献をしていたと改めてわかりました。
また、採用活動では、SDGsの取り組みをしていることで企業を評価する学生が増えています。そのためも対外的に発信していく意味があるという風に思いました。
ほかにも、コロナ禍で新たな販路を探さなくてはならなくなったのですが、量販店やBtoC事業などになると、取引先として選んでもらうためにSDGsの取り組みを要求をされるようになってます。取引先選びだけでなく、一般消費者の方の評価にも基準のひとつになっていると感じています。
SDGsの導入に向けて、支援を受ける前は
どのような課題があったのでしょうか?
SDGsを知っている社員の方が全然いなかったことです。
当時は上司も「なに?」という感じでした。どのように広めたらいいのかと不安でした。
ノハムのSDGs支援プランを
選ばれた理由はなんですか?
まずはコンセプトやテーマについて話し合うところからサポートしてくださるのが魅力的だなと思いました。また、密にコンタクトをとっていただけ、自社の状況、社会の状況を教えてくださるのも、何からやるべきなのかわからない私達からするととてもありがたかったです。あとはやはり”見える化”です。『SDGs取り組み報告書』を作っていただけたのがよかったです。
ノハムの支援を受けることで、期待していたメリットはありましたか?
この1年はリボン食品がSDGsで何を打ち出すか、それを社内外にどうアピールするかを決める年かなと私は思っていたので、それがかなり早い段階でできたのは良かったです。まだまだこれからなところもありますが、1年でここまで持ってこれたのは良かったと思います。
各自の業務の中でも、例えば全営業が「うちもSDGsに取り組んでいます」と言えると思いますし、他の部署でも「これはSDGs的にOKかな?」という話が日常的にでるようになっています。本質をどこまで捉えられているかというのも大切ではあるんですが、大きくは伝わりつつあると感じています。
今年の新卒採用の中でも、ノハムさんのページを見て質問してくれた方がいらっしゃいました。SDGsされているんですよね、と。学生の関心度が高いリクルートでは、大きな意味があると思います。
支援やプランの中で、特に何がよかったですか?
すごく助かったのは、打ち出す前にコンセプトやテーマ決めを提案してくださったところです。また、一番最初のシート(『日本ノハム協会 SDGs取り組みシート』)、良かったです。すごく便利でした。最初は結構難しかったのですが…
御社は企業がSDGsに取り組む重要性をとても感じられている企業だと
感じております。すでに歴史と伝統のある企業様であられながら、
積極的に取り組んでいかれる考え方を伺えますと幸いです。
創業115年を迎えますが、老舗だからと守っているだけではなくて時代のニーズに合わせて変わっていかないと、今後長く続かないと思っています。SDGsというのは今確実に求められていることですし、必須のものだと確信して取り組みを行っています。
また、SDGsはもともとの当社の考え方とマッチしている部分が大きいと感じています。
ホスピタリティや思いやり、それはお客様に対しても、弊社の社員に対しても、ですが、そういうことを大事にしている会社です。
例えば社員に対してでいうと、家族的な経営、つまり家族のようにみんな大事にするというような考え方です。
SDGsの取り組みはホスピタリティの延長にある取り組みだと思っています。私たちがずっと大事にしているホスピタリティの表現方法としても、SDGsの取り組みを継続してやっていきたいと考えています。
SDGs推進ご担当者様としての感想や
今後に向けてのご意向をいただけますと幸いです。
会社としてはすごくいい社員の発信の場でもあり、表現の場でもあるかなと思っているので、今後はみんながSDGsの、全部じゃなくていい、自分が関連しているところがどんなことをやっているのか理解はして積極的に発信していけるような人たちをたくさん作れるといいなあと思っています。
BtoCのお客様、従業員の家族、そういう方たちにしっかりと伝えていきたいです。例えば従業員の身内の方がその従業員の働いているリボン食品はSDGsやっているんだ、ということを評価してくれる、褒めてくれる声が外で聞こえてくるといいですね。そういうことが、我々社員の一つの働く意義にも繋がりますので。
本当にいいことがちゃんとつながっていき、他にも何かやろうという企業が出てきて、輪が広がっていけばいいなと思っています。
リボン食品株式会社(食品製造/販売・大阪府大阪市)
1907年(明治40年)創業。
まだまだ洋食やパンが珍しかった時代に、日本で初めてマーガリンを開発しました。また、日本初の低融点マーガリンや、コンパウンドマーガリンなどの開発にも成功しています。
社名の「リボン」は、「まごころをこめてお客様にリボンをかけて商品をお届けしたい」という想いを込めて命名しました。
事業内容
- 食品製造/販売
-
1
- 安全安心で環境に配慮した食を通じて、リボン食品にしかできない ユニークで新しい価値を創造する
-
- 食品ロス施策
- 環境と多様性に配慮したユニークな商品作り
-
2
- 働きやすい職場で、互いに成長できる環境づくりを実現する
-
- 講習会開催
- 社内研修、社内ライブラリー
- 会社負担で外部セミナー受け放題の制度
- ITインフラ改善
- ダイバーシティへの対応
- 時短勤務やリモートワークの導入
- 年功序列廃止(2018年宣言)
-
3
- ホスピタリティを第一に、社員とその家族までを大切にする
-
- 社員の健康チェック
- 工場での安全対策
- コロナウイルス対策
- 心身の健康のために
- 災害時の備え
-
4
- 地域や環境、社会に配慮し、サステイナブルな社会を実現する
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- 省エネルギー対策
- プラスチック削減
- 脱フロン
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