SDGs用語集

ボディポジティブ

ボディポジティブとは、「痩せた体型=キレイ」という従来の美の定義から外れ、プラスサイズの体をありのままに愛そうというムーブメントのことです。また、サイズだけではなく、形、肌の色、障がいや傷跡など様々な身体的特徴に関係なく、すべての体を受け入れることに焦点を当てたムーブメントを包括して使用されます。

街にあふれる広告やダイエット業界の働きかけによって、男性も女性もこれまで「太っていることはみっともない」「少しでも太ったらダイエットしなくてはいけない」などのイメージを植え付けられてきました。その中で、ボディポジティブの運動が最初に登場したのは、1967年に「ファットイン」というラジオホストであるスティーブ・ポストがNYのセントラルパークで肥満体型に対する差別への抗議として行なったイベントを開催したことです。

近年では、パーソナル・ケア製品で有名なダヴや、バービー人形を手掛けるマテル社なども、ボディポジティブに取り組んでいます。2016年には、プラスサイズのバービー人形も発売されました。

消費者意識の高まりを受け、日本でも「美白」という白いことが美しいという表現を今後は行わないという発表を大手化粧品会社がするなど、企業にもボディポジティブの考えが広がっています。

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