SDGs用語集
ナッジ(行動経済学)
ナッジとは、行動科学の知見から、望ましい行動をとれるよう人を後押しするアプローチのことを言います。
多額の経済的インセンティブではなく、人が意思決定する際の環境をデザインすることで、相手が自発的により良い選択をするように促すのが特徴で、コストをかけずに成果を上げる方法として注目されています。
例えば、煙草のポイ捨てを防ぐために、吸い殻で投票するゴミ箱を設置します。ゴミ箱に投入口が2か所あり、中も2つの空間に分かれています。そして、「世界最高のサッカー選手はロナウド?メッシ?」といった2択の質問が用意されており、自分が投票したい答えが書かれているほうの投入口に吸い殻を投入するという仕組みです。このゴミ箱によって、煙草のポイ捨てが減少しました。
ナッジ理論は、社会の利益のために利用するだけでなく、悪用することもできます。
ナッジを利用する際は、人々の行動がそれによって左右されることを自覚し、責任を持ちましょう。
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