統合報告

統合報告とは、企業の財務情報だけでなく、環境保全や地域貢献をどれだけしているかという非財務情報もまとめて公開するというフレームワークで、世界的な非営利団体であるIIPR(国際統合報告評議会）によって、2013年に公開されました。

統合報告のメリット

統合報告の目的は、企業が投資家に向けて自社の長期的な持続可能性を示すことですが、他にも様々なメリットがあります。

例えば、社内の部署間の情報交換や人材獲得に向けた資料としても有用だと言われています。

また、長期的な企業の価値創造に影響する要因をまとめて効率化する役割や、価値創造能力にフォーカスした行動を促す役割も期待されています。

アニュアル レポートやCSR報告書との違い

アニュアル レポートは、企業が年次で出す報告書を指します。

CSR報告書は、企業がCSRに取り組んでいることを伝える報告書です。

統合報告は、物的・人的資源や、財務、地域社会、環境、SDGsといった要素を包括的に考えるフレームワークに基づいて、報告書を作る行為そのものを指します。