SDGs用語集
マイクロアグレッション
マイクロアグレッションとは、別名「小さな(マイクロ)攻撃性(アグレッション)」と言います。人と関わるとき、相手を差別したり、傷つけたりする意図はないのに、相手の心にちょっとした影をおとすような言動や行動をしてしまうことを指します。
マイクロアグレッションは、その言葉や行動には人種や文化背景、性別、障害、価値観など、自分と異なる人に対する無意識の偏見や無理解、差別心が含まれているから、相手を傷つけてしまうのです。
具体的には以下のものが挙げられます。
・「アジア人だから数学が得意」
・「黒人はダンスが上手い」
・西洋人からの「君は日本人ぽくなくて大胆な考え方をしていいね!」といった発言
・英語圏に長く住んでいるのに、何年経っても「英語が上手だね」と伝える
マイクロアグレッションと差別の違い
マイクロアグレッションは、差別の一種です。しかし、発言した本人に差別した意識がない事も多くあります。こうした隠れた攻撃性に気付き、注意すると「考えすぎだ」と非難を浴びることもあります。見る人によっては差別に見えない細かなやりとりだからこそ、多数派である人々は無視できる、という不公平な構造があるのがマイクロアグレッションです。
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