SDGs用語集
フード セキュリティ
フード セキュリティとは、日本語で食料安全保障を指します。
元々、フード セキュリティの概念は、1974年の世界食料会議において、当時の世界穀物市場の混乱という状況を元に提起され、国際市場および国家レベルでの基本的な食料の価格と入手可能性の安定を目的にスタートしました。
そして、対象が国際市場から、地域や世帯レベル、そして個人レベルでの食料へのアクセスという形に拡大してきました。
日本でも「買い物弱者」という問題が発生していますが、フード セキュリティの問題は、発展途上国だけの問題ではありません。
フード セキュリティの4つの構成要素
フード セキュリティには4つの構成要素があると考えられています。
1つ目は量的充足です。これは、適切な品質の食料が十分な量確保できているかということをです。
2つ目は物理的・経済的入手可能性です。これは、食料を入手するための経済的、社会的、政治的、合法的な権利を個人が持つことができているか、ということです。
3つ目は適切な利用です。これは、衛生的な水の利用や健康管理など、安全で栄養価の高い食料を摂取するための環境が整備されているか、ということです。
4つ目は安定性です。これは、どのようなときも安定して、十分な食料にアクセスできるかということです。
SDGs経営支援プラン
お申込み受付中
専門チームがサステナブルな企業経営を
トータルサポートいたします。