SDGs用語集

ファイトマイニング

ファイトマイニングとは、植物を用いて金属を効率的に回収する技術のことです。これには、体内に重金属を取り込む性質がある植物「重金属集積植物」が使われます。

2016年時点で重金属集積植物は、世界で約500種あると知られています。具体的には、金や鉛を取り込む性質があるヒョウタンゴケ、ニッケルを葉に蓄えるリノレア・ニコリフェラという草、マンガンを樹皮や葉に蓄積するコシアブラなどがあります。

ファイトマイニングの研究は、様々な観点から産業への応用に向けて、現在世界各地の研究機関で進められています。その理由の1つが、低コストで環境にやさしくレアメタルを回収できる可能性がある点です。レアメタルは産出量が少なかったり、技術的もしくは経済的な理由で抽出が難しかったりする希少な金属を指しますが、その希少さから価格が高い傾向にあります。

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