SDGs用語集
ウェルネス
ウェルネスとは、健康を身体の側面だけでなくより広義に総合的に捉えた概念を指します。
米国のハルバート・ダン医師が「輝くように生き生きしている状態」と定義したのが始まりで、最近では身体の健康、精神の健康、環境の健康、社会的健康をもとに、豊かな生活を送っていくことと解釈されています。
ウェルネスはしばしばヘルス(健康)の上位概念として扱われます。これは単にヘルスといったときに、身体的に健康な状態を指すのに対し、ウェルネスが身体的健康に加えて精神的な健康など、幅広く豊かな状態を表すためです。
ウェルネスはSDGsと関連が深く、環境共生、オーガニック、ヨガ、クリーンエネルギー、地産地消といったウェルネス志向のキーワードはSDGsと結びつくものが多いです。また、ウェルネス事業という形で環境に配慮した事業や健康寿命を延ばそうといった事業も盛んになってきています。
ウェルネスとヘルスの違い
よくウェルネスと対比されるヘルスですが、両者には大きな違いがあります。マズローの5段階欲求で説明すると、ヘルスが安全と安心の欲求に属する基盤的欲求であるのに対して、ウェルネスはそうした基盤の上で精神や環境、社会といったさまざまな方向で豊かな生活を実現していくという自己実現欲求に近い考え方になります。
近年では健康ブームが起こっており、ヘルスに対する関心も高まってきつつありますが、それ以上にウェルネスに対する関心を高め、より豊かな生活をデザインしていくことも大切であると考えられます。
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